短期留学初心者のための7つの不安解消ガイド！初めてでも安心の準備術

「海外で生活してみたい！」「語学力をアップさせたい！」そんな憧れを抱いて短期留学を考え始めたあなた。でも、初めてのことだらけで、期待と同じくらい不安も大きいのではないでしょうか？

「費用は？」 「治安は大丈夫？」 「英語が話せなくても平気？」 「手続きが難しそう…」

そんな短期留学初心者が抱えがちな7つの不安を、具体的な解決策や体験談とともに解消していきます。この記事を読めば、安心して留学準備を進められるはず！さあ、一緒に夢への一歩を踏み出しましょう。

1. 費用の不安：「いくらかかるの？予算内で収まる？」

悩み

解決法

費用相場を知る

まずは、人気の留学先でどれくらいの費用がかかるのか、目安を知っておきましょう。ここでは1～3ヶ月の短期語学留学を想定した、円安（2025年予測）も考慮した費用感をご紹介します。

• アメリカ（語学留学）：約50～80万円
  （内訳目安：航空券20万円、授業料20～30万円、滞在費10～20万円）
• カナダ：約40～70万円
  （内訳目安：航空券15万円、授業料15～25万円、滞在費10～20万円）
• フィリピン：約25～40万円
  （内訳目安：航空券5～10万円、授業料10～15万円、滞在費5～10万円）

※注意：上記に加えて、海外旅行保険、ビザ申請費用（必要な場合）、現地での食費やお小遣いなどで、さらに5～10万円程度は見込んでおくと安心です。

賢く節約！コスト削減術

少しでも費用を抑えたい！というあなたへ、具体的な節約術をご紹介します。

• 格安航空券を探す：SkyscannerやGoogle Flightsなどの比較サイトを使い、早めに予約するのが基本。LCC（格安航空会社、例：エアアジア、スクートなど）の利用も検討しましょう。
• 滞在方法を工夫する：一般的に、ホームステイやシェアハウスは学校の寮よりも費用を抑えられる傾向があります。例えば、カナダではホームステイが月10万円前後から見つかる一方、寮は月15万円以上かかることも。
• 奨学金や割引制度を活用する：JASSO（日本学生支援機構）の短期留学支援制度や、留学先の学校が独自に設けている奨学金・割引プログラム（例：EFの割引キャンペーンなど）がないかチェックしてみましょう。
• 食費をカットする：自炊を取り入れたり、現地のスーパーマーケットを積極的に利用したりして、外食の回数を減らすのが効果的。例えば、アメリカのWalmartのような大型スーパーなら、食材は日本と同じくらいの価格で手に入ります。

体験談

「フィリピンのセブ島に2ヶ月留学しました！総額はなんと30万円で収まりました！航空券はLCCのセールで往復6万円、寮は3食付きで月12万円。びっくりしたのは現地の物価で、屋台のご飯なら1食100円くらい！節約しつつ、しっかり英語も勉強できて大満足です。」（20歳・大学生）

アクション

2. 安全性の心配：「治安は大丈夫？トラブルに巻き込まれたら？」

悩み

解決法

国・都市別の治安情報（例）

渡航先の治安状況を把握しておくことが大切です。

• アメリカ（ロサンゼルス、ニューヨークなど）：観光地や日中は比較的安全ですが、夜間のダウンタウンや治安の悪いとされるエリアには近づかないようにしましょう。特にスリや置き引きには注意が必要です。
• カナダ（バンクーバー、トロントなど）：世界的に見ても治安が良い国ですが油断は禁物。公共交通機関など人が多い場所では、貴重品の管理を徹底しましょう。
• フィリピン（セブなど）：リゾートエリアや語学学校周辺は比較的安全ですが、ローカルな市場や交通機関では、ぼったくりや軽犯罪に注意が必要です。

【重要】渡航前には必ず外務省の「海外安全ホームページ」で、最新の渡航情報や注意喚起を確認してください。

自分でできる安全対策

トラブルを未然に防ぐために、以下の対策を心がけましょう。

• 貴重品の管理：パスポート原本はホテルのセーフティボックスなど安全な場所に保管し、コピーを持ち歩くのが基本。現金やカードは分散して持ち、人前で大金を見せないように。ウエストポーチや首から下げるタイプのセキュリティポーチも有効です。
• 緊急連絡先の確保：日本の大使館や領事館の連絡先をメモし、スマホにも登録しておきましょう。外務省の「海外安全相談窓口」（日本国内からの24時間対応窓口：03-5501-8162 など）の番号も控えておくと、いざという時に頼りになります。
• 便利な現地アプリを活用：配車アプリ（UberやGrabなど）を使えば、料金交渉の手間がなく、タクシーでのぼったくり被害を防げます。Google Mapsなどの地図アプリで、常に自分の現在地を把握できるようにしておきましょう。

体験談

「カナダのバス停で、夜に一人でスマホをいじっていたら、ちょっと怪しい雰囲気の人に話しかけられて…。怖かったので、すぐにイヤホンをつけて音楽を聴くフリをして無視したら、どこかへ行ってくれました。やっぱり、夜道や人気のない場所では、周りに気を配ることが大事だと痛感しました。」（19歳・女性）

アクション

3. 言語の壁：「英語が苦手…現地でやっていける？」

悩み

解決法

出発前にできる！言語学習のコツ

少しでも不安を減らすために、日本にいる間からできることがあります。

• 必須フレーズを覚える：完璧を目指す必要はありません。「Can you help me? (助けてくれますか？)」「How much is this? (これはいくらですか？)」「Where is the bathroom? (トイレはどこですか？)」など、生活で最低限必要な10～20個の基本フレーズを覚えておくだけでも、気持ちの余裕が生まれます。
• 無料アプリを活用する：「Duolingo」のようなアプリでゲーム感覚で基礎単語や文法を復習したり、「HelloTalk」のような言語交換アプリで、留学先の人と事前にチャットして会話に慣れておくのもおすすめです。
• 耳を慣らす短期集中トレーニング：出発前の1ヶ月間、毎日30分でも英語を聞く時間を作りましょう。YouTubeで興味のある分野の英語Vlog（ビデオブログ）を見るなど、楽しみながらリスニング力を鍛えるのが継続のコツです。

頼れる翻訳アプリ

いざという時のために、翻訳アプリをスマホに入れておきましょう。

• Google翻訳：カメラ機能で看板やメニューをかざして翻訳したり、音声入力でリアルタイムに会話をサポートしてくれたりします。オフライン用に言語データをダウンロードしておけば、ネット環境がなくても使えて便利！
• DeepL翻訳：より自然で精度の高い翻訳が必要な時（メール作成や少し複雑な文章の理解など）に役立ちます。

現地のリアルな状況

語学学校の多くは、初心者向けのクラスを用意しています。先生は、留学生が理解しやすいように、ゆっくり話してくれたり、ジェスチャーを交えてくれたりすることがほとんど。クラスメイトも同じように学んでいる仲間なので、お互いに助け合いながら学べます。また、フランスやスペインなど非英語圏への留学でも、都市部や観光地であれば、基本的な英語が通じることが多いです。

体験談

「フィリピン留学に行った時、最初は本当に簡単な挨拶くらいしかできなくて焦りました。でも、語学学校の先生がすごく親切で、絵を描いてくれたり、簡単な単語を繰り返してくれたりして、1週間くらいで授業の雰囲気にも慣れました。Google翻訳アプリには毎日お世話になりましたね(笑)」（21歳・大学生）

アクション

4. ビザや手続きの複雑さ：「ビザ申請って難しい？」

悩み

解決法

まずはビザの種類を知ろう

短期留学の場合、ビザに関する基本的なパターンは以下の通りです。

• 観光ビザ（またはビザ免除）： 多くの国では、90日以内の短期滞在であれば、特別な学生ビザは不要です。
  • カナダ、フィリピンなど：日本のパスポート保持者は、一定期間内（例：カナダは通常6ヶ月以内）の観光・短期就学目的ならビザなしで滞在可能。
  • アメリカ：90日以内の滞在でも、事前にESTA（電子渡航認証システム）の申請・認証が必要です。オンラインで簡単に申請でき、費用は約3,000円程度（2024年時点）。
• 学生ビザ： 一般的に3ヶ月以上の長期留学や、週あたりの授業時間数が多いコースに参加する場合に必要となります（例：アメリカのF-1ビザ、カナダのStudy Permitなど）。この場合、入学許可を出してくれる語学学校が、申請に必要な書類（I-20など）の発行や手続きの案内をしてくれることがほとんどです。

【2025年情報】コロナ禍による入国制限は大幅に緩和され、多くの国でオンラインでのビザ申請や事前登録システムが導入されています。ESTAの承認も、通常は申請後2～3日程度で結果が出ます。

一般的な申請手順（学生ビザが必要な場合）

1. 留学先の学校から入学許可証（例：アメリカのI-20）を受け取る。
2. パスポート、証明写真、銀行の残高証明書（留学費用を支払える証明）など、必要な書類を準備する。
3. 各国の大使館・領事館のウェブサイトでオンライン申請フォームを入力し、必要であれば面接の予約を取る。
4. 指定された日時に大使館・領事館で面接を受ける（英語または日本語）。留学の目的などを正直に説明します。

※上記は一般的な流れであり、国やビザの種類によって異なります。必ず渡航先の駐日大使館・領事館の公式サイトで最新情報を確認してください。

体験談

「アメリカの短期留学でESTAを申請しました。全部オンラインで、入力自体は15分くらいで終わったんですが、質問項目が全部英語でちょっと焦りました！『渡航目的は？』みたいな質問にすぐ答えられるように、事前に『Sightseeing and short-term language study（観光と短期語学学習）』って英語でメモしておいたのが役立ちました。」（20歳・女性）

アクション

5. 文化や生活習慣への適応：「現地に馴染める？ホームシックは？」

悩み

解決法

知っておくと便利！国別の文化Tips（例）

• 🇺🇸 アメリカ：チップの習慣（レストランやタクシーなどで料金の15～20%程度）を忘れずに。「Hi! How’s it going?」のようなカジュアルな挨拶が日常的です。
• 🇨🇦 カナダ：多文化主義で様々な国の文化に触れられます。日本食レストランも比較的多いです。公共の場でぶつかった時など、気軽に「Sorry」と言う場面が多いかもしれません。
• 🇵🇭 フィリピン：人々はとてもフレンドリーで、笑顔でのコミュニケーションが大切にされます。食事はご飯（お米）と肉料理が中心で、少し甘め・辛めの味付けが多いです。

スムーズな適応とホームシック対策

• 事前リサーチで心の準備：YouTubeで「（国名） 日常生活」「（国名） 留学 vlog」などと検索し、現地の雰囲気や生活の様子を見てイメージを膨らませておきましょう。
• メンタルケアを大切に：日本にいる家族や友達と定期的にビデオ通話する時間を決めておくのがおすすめ。また、現地で一人でも楽しめる趣味（散歩、カフェ巡り、読書、映画鑑賞など）を見つけておくと、気分転換になります。
• 積極的に友達作り：語学学校のアクティビティ（歓迎会、小旅行など）には積極的に参加してみましょう。地域のイベントや交流会を探せる「Meetup」のようなアプリを活用するのも良い方法です。

体験談

「カナダに着いて最初の1週間は、食事のボリュームと味付けに慣れなくて、毎日日本食が恋しかったです…。でも、学校のクラスメイトとピザパーティーをしたらすごく楽しくて！そこから色々な国の友達ができて、一緒にご飯を食べに行ったりするうちに、2週目くらいからホームシックはだいぶ軽くなりました。」（19歳・女性）

アクション

6. 健康管理と医療：「病気になったら？保険は？」

悩み

解決法

海外旅行保険の選び方

留学中の病気やケガ、盗難などに備えて、海外旅行保険への加入は必須です。

• おすすめの保険タイプ：AIU（現：AIG損保）やジェイアイ傷害火災保険などが提供する、留学生向けの海外旅行保険が一般的です（1ヶ月あたり約1万円～2万円が目安）。「治療・救援費用」（病気やケガの治療費、必要であれば日本への移送費など）が無制限か、十分な補償額があるプランを選びましょう。「携行品損害」（持ち物の盗難や破損）の補償もついていると安心です。
• クレジットカード付帯保険の注意点：お手持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合もありますが、補償期間が短かったり（例：出国後90日まで）、治療費用の補償額が低かったりすることが多いです。利用条件（自動付帯か利用付帯かなど）と補償内容を必ず事前に確認し、不十分な場合は別途保険に加入しましょう。
• コロナ関連の扱い（2025年時点）：多くの国で入国時のワクチン接種証明や陰性証明は不要になっていますが、状況は変化する可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症が保険の補償対象となるかは、保険プランによって異なります。最新情報は、学校や大使館、保険会社のウェブサイトで確認してください。

病院のかかり方

• まずは学校に相談：体調が悪くなったら、まずは語学学校のスタッフに相談しましょう。提携しているクリニックや、英語（または日本語）が通じる近くの病院を紹介してくれることが多いです。
• 保険会社のサポートデスクを活用：加入している海外旅行保険には、通常24時間対応の日本語サポートデスクがあります。病院の予約や医療通訳の手配などをサポートしてくれるので、連絡先を控えておきましょう。
• オンライン診療も選択肢に：国によっては、「Doctor on Demand」（アメリカ・カナダなどで利用可能）のようなアプリを使って、オンラインで医師の診察を受けられるサービスもあります。

日々の健康管理

• 常備薬を持参する：普段から使い慣れている風邪薬、頭痛薬、胃腸薬、絆創膏などは日本から持参しましょう。
• 水分補給と衛生管理：現地の水道水が飲めるかどうかは国によります（例：カナダは基本的にOK、フィリピンはボトルウォーター推奨）。事前に確認し、必要であればミネラルウォーターを購入しましょう。手洗い・うがいも忘れずに。
• 予防接種：留学先や滞在期間、活動内容によっては推奨される予防接種があります（例：長期滞在や地方へ行く場合にA型肝炎など）。厚生労働省検疫所（FORTH）のウェブサイトや、トラベルクリニックで相談しましょう。

体験談

「フィリピン滞在中に熱を出してしまって…。学校に相談したら、すぐ近くのクリニックを紹介してくれました。診察と薬代で合計3,000円くらいだったんですが、加入していた海外旅行保険のキャッシュレスサービスが使えて、窓口での支払いはゼロでした！保険に入っておいて本当に良かったです。」（21歳・男性）

アクション

7. 情報収集の難しさ：「どの情報が信頼できる？」

悩み

解決法

信頼できる情報源を見極める

以下の情報源は、比較的信頼度が高いと言えます。

• 公式サイト：
  • 留学希望先の学校の公式ウェブサイト：プログラム内容、費用、入学条件などの一次情報が載っています。
  • 渡航先の国の大使館・領事館のウェブサイト：ビザ申請要件や手続きに関する最も正確で最新の情報源です。
  • 外務省 海外安全ホームページ：渡航先の安全情報、感染症情報などが確認できます。
• リアルな体験談・口コミ：
  • SNS（X/旧Twitterなど）：「#（国名）留学」「#短期留学」「#（学校名）」などのハッシュタグで検索すると、留学経験者のリアルタイムな声や体験談が見つかることがあります。（ただし、個人の感想なので参考程度に）
  • 留学コミュニティやフォーラム：海外の掲示板サイトRedditの「r/studyabroad」のようなコミュニティや、信頼できる留学情報ブログ（例：「留学ブログ」「Study Abroad Japan」などで検索）も参考になります。

留学エージェントの選び方と付き合い方

留学エージェントは、学校選びや手続きのサポートをしてくれる便利な存在ですが、選び方には注意が必要です。

• 信頼性のチェック：JAFSA（日本国際教育協会）やJAOS（海外留学協議会）などの業界団体に加盟しているかどうかも、一つの目安になります。
• 無料相談を活用する：多くのエージェントが無料カウンセリングを実施しています。複数のエージェントの話を聞き、「サポート内容（どこまで手伝ってくれるか）」「紹介される学校以外の選択肢はあるか」「手数料や追加費用は発生するか」などを具体的に質問し、比較検討しましょう。
• 人気エージェントの例：EFやスマ留などは、短期留学プログラムに強く、オンラインでの説明会も頻繁に開催しているため、情報収集しやすいかもしれません。

情報収集のコツ

• 複数の情報源を比較する：1つのウェブサイトやエージェントの言うことだけを鵜呑みにせず、必ず複数の情報源（公式サイト、口コミ、別のエージェントなど）を比較検討しましょう。
• 情報の鮮度を確認する：特にビザ情報や費用に関する情報は変わりやすいため、情報の最終更新日などを確認し、できるだけ新しい情報を参考にするようにしましょう。SNSで検索する際も、直近の投稿をチェックするのがおすすめです。

体験談

「最初、ある留学エージェントの無料相談に行ったら、すごく高いパッケージプランばかり勧められて…。ちょっと不安になって、X（旧Twitter）で同じ学校に行った人の口コミを探してみたんです。そしたら、自分で直接学校に申し込んだ方が安いって書いてあって！実際に学校のHPから申し込んだら、エージェント経由より10万円くらい安く済みました。自分で情報収集するって大事だなと思いました。」（20歳・大学生）

アクション

最後に：小さな一歩が、夢の留学を現実に変える！

短期留学への不安、少しは軽くなったでしょうか？

費用、安全、語学力、手続き、生活、健康、情報収集…たくさんの不安があるのは当然です。でも、一つひとつ情報を集めて準備を進めていけば、その不安は「楽しみ」や「自信」に変わっていくはず。

この記事で紹介した解決法やアクションプラン、そして先輩たちの体験談を参考に、まずは「予算表を作ってみる」「大使館のサイトを見てみる」といった小さな一歩から始めてみてください。

あなたの短期留学が、忘れられない素晴らしい経験になることを心から応援しています！